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キャッシュレスとは?
『キャッシュレス』という言葉は最近よく耳にするようになったかと思う。
キャッシュレスとは、名前の通り「現金」以外の方法で支払いや決済のやりとりが行われることだ。
日常生活の中で、お金を使う場面を思い浮かべてほしい。
『お金を払う』という行為にも様々な手段が台頭したことで、以前よりも現金を使う場面がおのずと減ってきてはいないだろうか。
これは別の記事でも紹介したが、国内キャッシュレス決済の現状をまとめたカオスマップである。
一度は見たことはあるもしくは使ったことあるサービスもあるのではないだろうか。
そもそも、ひとくちにキャッシュレスといっても様々な決済方法がある。
次はキャッシュレス決済の種類ごとの特徴を見てみよう。
(それぞれのメリット・デメリットについては別記事で詳しく書こうと思う)
キャッシュレス決済の種類
・前払い決済(プリペイド)
これは『プリペイドカード』と言えば身近に感じるだろうか。
簡単ではあるが特徴は以下の通りだ。
①事前に購入または入金(チャージ)する必要がある
②残高の範囲で支払いが可能
具体的な例を挙げると、WAONカード、nanacoカード、交通系ではSuicaが有名だろう。
・即時決済(リアルタイムペイメント)
これは『デビットカード』と言えば身近に感じるだろうか。
簡単ではあるが特徴は以下の通りだ。
①決済を行うと登録してある銀行口座の残高から即時で支払われる
②銀行口座を作成すれば誰でも発行することが可能
③キャッシュカードと一体型となっているパターンも多い
・後払い決済(ポストペイ)
これは『クレジットカード』と言えば身近に感じるだろうか。
簡単ではあるが特徴は以下の通りだ。
①締め日までの分をまとめて後で支払う
②作成には審査が必要
キャッシュレス社会に向けて
そもそも日本は他国に比べてどれくらいキャッシュレス化が進んでいるのだろうか。
これは、2015年時点のキャッシュレス決済比率である。
・日本………18.4%
・韓国………89.1%
・中国………60%
・カナダ……55.4%
・イギリス…54.9%
・米国………45%
(経済産業省「キャッシュレス・ビジョン要約版」より)
キャッシュレス先進国と比べて、大きく出遅れていることがわかるだろう。
日本は2025年の大阪・関西万博までに、キャッシュレス決済比率は40%を目指している。
今後よりキャッシュレス化が進むだろう。
直近のイベントとして、2019年10月に消費税が10%に引き上げられる。(詳細は別の記事で書きたいと思う)
政府は増税による消費の落ち込みを防ぐ対策の一つとして、「キャッシュレス決済」を広げようとしている。
具体的にはキャッシュレス決済を利用した際にポイント還元を行う政策などだ。
これに伴い、今後も新しい決済サービスが登場し、キャッシュレス決済がより身近なものになっていくことが予想される。
一方、キャッシュレス決済が利用できる店舗はまだ限られていて、現金支払いのみの店舗もまだまだ多いのが現状だ。
また、決済の種類が多すぎて具体的にどのサービスを選べば良いのかわからないかもしれない。(実際に使ってみたサービスについては別の記事で書こうと思う)
この機会に自分に合ったキャッシュレス決済について考えてみるのも良いかもしれない。
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